話のネタ|100ドリル1周年

100ドリルを推進するツールの賞レース
― 1周年記念に、つまずく人の手を引く道具を皆で作る

100ドリルは本当に有益なのに、思った以上につまずく人が多い。そこで1周年の記念に、100ドリルの推進になるツールを皆さんから募り、良いものを表彰して皆で使う――という構想を、私(大西)の一人称でまとめた一枚です。日程や形はこれから相談したい段階の、話のネタです。

参照:FUSION AI 100ドリル(手元の持ち運びパック v09 の範囲で課題番号を確認)
この一枚の流れ
  1. なぜこの話を ― 有益なのに、つまずく人が多い
  2. 提案:1周年記念の「推進ツール賞レース」(三つのカテゴリー)
  3. 各カテゴリーで評価されそうなツールと、評価の目安
  4. もう一つの形:半日ハッカソン
  5. たとえばこんなツール ― 私が自分用に動かしているもの
  6. Q&A/ここがポイント
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なぜこの話を ― 有益なのに、つまずく人が多い

AI仙人さんが話されていた「AI ができる人材を日本に育てる」という考えに、私も同じ思いです。そのための道具として、100ドリルは非常に有益だと考えています。

私が見ている景色

100ドリルを使っていろいろな方と話していると、意外とつまずいている人が多い。思った以上につまずいていて、100ドリルの良さや有益さを享受できていない、と感じることが多々あります。

私自身は、初級・中級・上級の方々のちょうど真ん中に立っていて、両方の感覚が分かる位置にいます。話していると、どこで止まるのか、どこが抜けるのかが見えてきます。

要点:人材育成のためには、100ドリルを通過してもらうのがいちばん良い。だから「100ドリルそのもの」を変える話ではなく、100ドリルの前後に、つまずきを減らす道具を増やす話です。
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提案:1周年記念の「推進ツール賞レース」

1周年記念として、100ドリルの推進になるツールを皆さんから募り、「こんなツールを作りました」という形で集めて、良いものを表彰し、皆に使ってもらう――これが提案の中心です。

三つのカテゴリー

カテゴリーは、100ドリルの入口にあたる初級者編、100ドリルの上にあたる中級者編・上級者編の三つを考えています。100ドリルを真ん中に置き、その「1個下」と「上」を道具で支える形です。

上級者編 自分流で固まる盲点に、掛け声をかける道具 中級者編 1〜2周した人がエッセンスを落とさない道具 FUSION AI 100ドリル ここを通過してもらうのが目的 初級者編(入口・1個下) 止まった人の手を引いてドリルまで連れていく道具 育っていく向き 100ドリルの「上」 「1個下」
図1 三つのカテゴリーの関係(私の構想を作図)
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初級者編

100ドリルの入口。環境づくりや「全部読んでから」で止まった人を、ドリルの一歩目まで連れていくもの。

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中級者編

1〜2周して「やり方」は身についた人が、肝心の中身を抜かさずに回し続けられるようにするもの。

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上級者編

自分流に育てた仕組みの盲点を、頼まれなくても一言で指摘してくれるもの。

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各カテゴリーで評価されそうなツールと、評価の目安

「どんなツールなら賞に値するか」を、原文(100ドリル)が名指ししているつまずきに当ててみました。原文から引いた所は「原文では課題NN」と書き、私の案は「私の案では」と分けています。

原文では、つまずきの場所がすでに書いてある

初級のつまずきは、原文が言い当てています。課題03「開発環境セットアップ」の目的欄に「環境構築に完璧を求めなくていい。詰まったらAIに聞けばいい」、課題68「わからないところを抜き出す」に「全部を理解しようとしない。分かるところはそのまま進める」、課題69「最小パーツ組み立て演習」に「実装の段階で初心者が止まる理由はだいたいひとつ。『全部を一発で正しくしようとしている』ことだ」とあります。

中級で抜けやすい所も、原文は「知っている」ではなく「運用しているか」を問うています。課題05「はじめてのAI壁打ち50回チャレンジ」は「回数は、精度を上げるための物理的な条件に近い」、課題71「コンテキストとは」は「AIの性能+渡したコンテキスト=実際の回答品質」、課題23「仮説壁打ちワーク演習」は「仮説思考は『知っている』と『運用している』で差が出やすい」、課題95「判断ログを溜める」は「本当に簡単な判断を、1行ずつログに溜めていく」。

上級の盲点については、課題16「7つのメタプロンプト演習」の演習4が「『知らないことを教えて』盲点発見プロンプト」、課題92「変数化演習」が「『うまくやれたか』を主観で語るのではなく、YES/NO・スコアで答えられる粒度の変数にまで落とし込んでから AI に判定させる」です。

カテゴリー評価されそうなツールの例(私の案)評価の目安(私の案。YES/NO で判定できる形に)
初 「今日はこの一本だけ」を出す係。環境づくりで止まった人に「ここまでで十分」と言う係。演習を本人の手元の材料で仮に埋めて見せ、「できている所」から先に言う係。 初めての人が、説明を全部読まずに最初の演習を一つ終えられたか(YES/NO)。止まったとき、原文の言葉(課題03・68・69)が本人に届く仕掛けがあるか。AI が勝手に「済み」にせず、本人の言葉が入って完了になるか。
中 作業の区切りに「今日のこれは課題NN に当たる」と原文へ戻す一言を添える係。本人の「はい」だけで判断ログが一行溜まる係。回数(壁打ちの数)を数えて見せる係。 回数・コンテキストを渡す・判断ログの三つが、本人の手間を増やさずに「運用されている」状態になるか(課題05・71・95 の完了条件に照らして YES/NO)。やり方だけ残って「なぜ」が抜けていないかを、本人に問い返す仕組みがあるか。
上 頼まれなくても「気づかれていますか」を出す係。案の区切りで弱点を3つ添える係。月に一度、仕組みの浪費と古さを点検する係。 本人が聞かなくても盲点が出てくるか(課題16 演習4 を AI 側が常時かける形か)。「うまくいった」を主観でなく、課題92 の要領で変数にして判定できるか。仕組みが太ったとき、削る提案が出るか。
私の案では:評価は「見た目が凄い」ではなく、原文のどの課題のつまずきを、どれだけ減らしたかで測りたい。審査項目を「YES/NO で答えられる形」にしておけば、審査する側も作る側も迷いません。(補足)表の例と審査項目は私の考えで、原文にこの賞レースの話があるわけではありません。
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もう一つの形:半日ハッカソン

賞レースとは別に、100ドリルの中の決まったお題に対して半日で作ってもらうハッカソンも面白いと思っています。

お題を決める 半日で作る YES/NO で評価 表彰 皆で使う 賞レースも、ハッカソンも、最後は「皆で使う」に着地させたい
図2 賞レース/ハッカソンの流れ(私の構想を作図)
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賞レース(じっくり型)

期間を取って、各自が自分の現場で使っているツールを持ち寄る。実際に使われているかどうかが見えるのが強み。

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ハッカソン(半日型)

同じお題に皆で挑むので、比べやすく、その場で盛り上がる。(私の案)お題は原文の課題から一つ選び、たとえば「課題05 の50回を続けやすくする道具」のように、一つのつまずきに絞ると半日で形になりやすいと思います。

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たとえばこんなツール ― 私が自分用に動かしているもの

構想だけでは評論に聞こえるので、私が自分用に作って毎日動かしているものを一つ挙げます。初級者編と中級者編の間くらいのツールです。

「朝の一枚」「仮実行」「到達表」

100ドリルそのものを AI のスキルと決まりごとにして、毎朝「今日の一本」(課題番号・使う材料・項目ごとの判定表)が自動で出てきます。演習は、私の手元の材料(音声メモ・議事録など)で AI が仮に実行して見せ、「趣旨/仮実行の結果/できている所/まだの所/こうするとよい」を並べます。私は内容を見て「はい」と言うだけで、到達表が一行ずつ埋まっていきます。

決まりごととして、原文の言葉と AI の応用案を混ぜないこと、本人の言葉が入るまで完了にしないことを入れています。おかげで私自身は、つまずかずに楽しみながら進んでいます。

正直に言うと:100ドリルは言葉の端々に情熱が詰まっていて、だからこそいろいろな方向に伸びています。全部を一度に汲み取ろうとすると、私でも足を取られることがありました。寄り添う道具があると、そこが越えられる。これは私の実体験です。
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Q&A/ここがポイント

❓

Q1. 100ドリルを AI に代わりにやらせる話ですか?

いいえ。ドリルは本人が手を動かすもので、ツールは入口まで連れていく・抜けを一言で知らせる役です。私のツールも「本人の言葉が入るまで完了にしない」を決まりにしています。

❓

Q2. 日程や賞の中身は決まっていますか?

何も決まっていません。1周年という節目に合わせたい、というところまでです。日程・形・審査の進め方は、ご相談しながら決めたいと思っています。

ここがポイント:①100ドリルは有益だが、つまずいて良さを享受できていない人が多い。②1周年記念に、推進ツールを募る賞レースを。カテゴリーは初級者編(入口)・中級者編・上級者編の三つ。③評価は原文のつまずきに照らし、YES/NO で判定できる形に。④別の形として、決まったお題に半日で作るハッカソンも。

一度、雑談させてください

この構想は、まだ話のネタの段階です。面白そうだと思っていただけたら、日程や形にこだわらず、まず一度ざっくばらんにお話しできれば嬉しいです。「ここは違う」「こうした方が面白い」というご意見も含めて、お聞かせください。